前回は、「物と心の両面から考える。」そして、「自分に素直にシンプルに考える。」とお話しました。
このためには、今までより、もっと自分自身のことを知らなければなりません。
自分を知る、って言っても結構難しいですよ。
あなたは、今すぐに、自分がどんなものが好きとか、どういう状態が心地いいとか、10年後どんな暮らしをしていたいとか、今ここに自由に使える100万円があったらどう使うとか、
自分がどんなときに気分が悪いとか、どういう基準で人間関係を築いてるとか、毎月の出費はいくらになってるとか、自分の給料が正確にいくらであるかとか。
そんな自分にまつわることをパパッと言えますか?
きっとなかなか言えないと思うんです。
自分を知るということは、自分のゴールを決めることでもあるんですよね。
ゴールというか、理想の姿というか、状態というか。
それを知らずにシンプルライフを目指してしまうと、結局人の基準で見た生活を手に入れてしまうことになりますから。
それでは、ホントの意味で心地よい生活はできませんもんね。
例えば、家の中がゴッチャゴチャの方が、ホントに心地がいいんです。
って方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
それはわかんないんですよね。
だから、シンプルライフを目指すっていうのは、大袈裟に言ってしまえば自分探しの旅、なんですよね。
そこに行き着くまでは、もしかしたら遠回りをするかもしれないし、ある程度”授業料”としての出費を伴うかもしれないし、結構時間もかかっちゃうかもしれません。
でも、一言に”シンプルライフ”と言っても、先ほど言ったことからもわかるとおり、めざすカタチは人それぞれなんですよね。
その人その人にとっての、生き方や暮らし方の問題になってくるので、一概に「これがいいんです!」とは言えないんですよね。
住んでる場所も人それぞれ、年齢も人それぞれ、考え方も人それぞれですから。
つまり、「人それぞれに、違ったカタチのシンプルライフがあるんです。」ってことですから。
だから、一人一人が、自分の気に入った方法をいろいろ試してみて、その中から自分に合ったスタイルを、自分自身で見つけていくしかないんですよね。
答えを自分の外に求めるんじゃなくて、あくまでシンプルライフの答えは自分自身の中にあるんです。
だって、あなたの楽しみや生きがいは、あなた自身でしか見つけられないものですからね。
ただ、その過程の中で、いろんな人の生活の仕方や、理想やノウハウをマネしてみることは、決してダメなことではないですし、無駄なことじゃないので、それはどんどんやってみたらいいんです。
何事も経験です。
何はともあれ、やってみないと、試してみないことには、そのやり方があなた自身に合ってるかどうかも、よくわかんないわけですしね。
とにかく、人まねでもいいから何か始めてみることで、新たに自分の中で気づくこともあるでしょう。
一番よくないことは、マネすることもしないで、『自分にはムリ〜』って諦めちゃうこと。
とにかくなんでも実践してみることから始めてください。
そこからあなたのシンプルライフはスタートするはずです。
そのやりかたが、自分に向いてるか向いてないかは、やってみる中で自分で発見していくことです。
このへんのところを、ぜひぜひココロにとめておいてくださると、今後このサイトを読み進めていく上で、とってもよろしいかと思います。