1.熱血風紀委員長
ある日の朝・・・
バラムガーデン学生寮の裏庭で大音声(だいおんじゃう)で叫ぶものがおったとな(古典調)
「スコォォール!!起きろー今日も稽古の時間だ~!!」
時刻は朝5時、まだ学生寮では起きてるものなど誰もいない、
そう、ガーデン1の熱血漢、風紀委員長の彼を除いては・・・
「うっせぇなぁ・・・一体誰だ・・・?」
スコールは眠い目をこすりながらカーテンを開けそっと外の様子をうかがった、
見ると窓の外では熱血風紀委員長サイファーがハカマ姿でうさぎ跳びをしている、 足はもちろん裸足だ。
「めーん!めーん!!」
「なんだありゃ?(汗)」
森田健作のマネでもしてるんだろうか?
・・・と思ってもみたがそんな年代でもないか、
と思いなおすスコールだった(謎)
「・・・まあいい、もう一眠りしよう・・・」
先ほどまで愛しのエルオーネの夢を見ていたスコールは 続きを見ようと再びベッドに潜り込む
「こらぁースコール!早く起きてこないか~っ!朝の稽古はじめるぞーっ(怒)」
「くっそー眠れねえ・・・(=_=#)」
「あー、あー、スコールくんスコールくん、聞こえるか?こちらサイファーこちらサイファー、聞こえたら応答せよ、どうぞ」
まるで耳元から聞こえてくるかのような大声になかなか眠れないスコール
「ゲゲッ、いつのまにこんなモノがっ(汗)」
気がつくと枕元には何故か紙コップで作られた糸電話が・・・
「コラァスコール!はよ出てこんかいワリャァ!ウダウダしでっとブッ殺すぞ!」
「・・・はぁ・・・しょうがないな・・・」
しぶしぶパジャマを脱ぎ、服に着替え、食パンを2枚トースターに入れるスコール
「はぁ、腹減った・・・とりあえず朝飯食ってからだな・・・しかしエルねえちゃんの夢・・・えがった~(ニヤニヤ)」
「おぉ~いスコールゥゥ~早く来ないかぁ~っっ!青春ってのはなー、走り去ること山の如しなんだぞーわかってんのかーっ!?」
窓の外ではサイファーの叫びがむなしく響いていた。