110.いつもの朝・・・?

翌朝・・・

「おーいスコール~っ!朝の稽古の時間だぞー!(怒)」

「・・・んん?( =_=)?」

今日もスコールは耳元で唸りをあげる糸電話の呼び出し音で目を覚ました。

「ゲゲッ!?いつの間に電話線引きなおしたのだっ?(-_-;)」

鳴り響く糸電話をそのままに、そっとカーテンの隙間から窓の下を見てみると、 今朝もサイファーが竹刀を振り上げて待っている。

「はー、今日も憂鬱な一日が始まってしまったのだ・・・(-_-;)」

「なんだとー!?憂鬱とはどういうことだスコールー!!(怒)」

「はっ!?どうして聞こえたのだっっ!?(-_-;ゞ」

「うっはっはーっ、驚いているようだなスコールよ(ニヤ)」

「(-_-;)」

「受話器のヨコ面をよく見てみろ!」

「ヨコ面・・・はっ!オンフック通話ボタンとかいうモノがついてるのだ!サイハーのやつ侮れないのだ(-_-;;;)」

「うわっはっは、お前の友達のゼルデンガナとか言うやつに頼んだら3分でつけてくれたぞ(笑)」

「なにー!?(-_-;)」

スコールは慌ててオンフックボタンをオフにしてカーテンを閉めた。

「うぅむ、ヤバイ奴だとは思ってたけどやっぱりゼルはちょっとヤバそうなのだ・・・この分じゃ盗聴とか平気でしてそうなのだ・・・今日からは個室になったことだし、少し付き合い方を考えた方がいかもなのだ・・・(-_-;)」

ブツクサと呟くスコール

が、窓の下では未だにサイファーが声を張り上げていた。

「スコール!いつも言ってるだろーっ!?青春とはなーっっ!!」

「はぁぁ・・・仕方がない、とりあえず行ってみるか・・・と、その前にまずは朝食からだな( -_-)」

妙なところで規則正しいスコールは、昨日と同じく食パンを二枚、トースターに入れ、 焼けるまでの間に湯を沸かし、紅茶を入れようとした。

窓の外からは相変わらずサイファーが怒鳴っているのが聞こえる。

「うーん、うるさいのだ・・・あんまり長い事ほかっとくとまたキスティス先生が苦情を言ってきそうなのだ・・・・・・んん?」

と、スコールは何かを思い出した様子。

「んん~?(-_-;)・・・そう言えば昨日キスティス先生に司令だとか言って呼ばれてたような気が・・・(汗)」

スコールがなんだかイヤーな予感で、脇の下でたらーりと汗をひとすじ流していたそんな時・・・

ゴンゴンゴン☆

「(ビクゥ!)」

『スコール!?いるんでしょ?開けて頂戴!!』

「ガーン(ToT)・・・やっぱりキスティス先生なのだ・・・どっどっどっどっどうしたらいいのだ・・・(>_<;)」

危うしスコール!この危機をどうやって脱するのかっ!?

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