113.懲りない面々
「よぉし!シュウ先輩、ちょっと行ってくるのだーっ\(-_- )」
「ああ、早く行ってやるといい」
スコールはくるりときびすを返すと電光石火のイキオイで教官室を飛び出していった。
そんなスコールを見送ったシュウは、大事な事に気がついた。
「・・・そういえばキスティがいる場所を教えてなかったかな?(汗)」
しかし時すでに遅し。
スコールはとっくの昔に走り去った後だった。
一方、教官室を飛び出したスコールはどこへ行ったらいいのかわからないまま校舎の1階をマラソン大好き少年と一緒にぐるぐる回りながら考えていた。
「聞いたところによると犯人は必ず現場に戻るそうなのだ、きっと先生も例の場所に戻ってるに違いないのだ( -_-)/」
珍しく鋭い事を言うスコール。
「でもその前に部屋の事が心配なのだ、一旦戻ってから行く事にしよう(-_- )」
自分の部屋にゼルを一人残してきたのが気がかりだったスコールは、とりあえず部屋に戻ってみる事にした。
* * *
「あ、スコールぅ~おかえり~」
「あれ?セルフィ?(*・・*)?」
「スコールどこ行ってたの~?」
「いや・・・ちょっとね、とっところでセルフィなんでここにいるのだ??」
「引越ししたって聞いて遊びに来たの~♪」
「そっそうか(*・・*)」
「でもどうしてこんなに散らかってるの~?」
「え?あ、そういえばゼルがここにいたはずなのだが・・・」
「ゼルぅ~?あたしが来た時は誰もいなかったよ~?」
「そっそうか(-_-;)・・・ハッ、まさかまた天井に!?(  ̄_ ̄)ゝ」
スコールはハッとして上を見上げてみたが・・・案の定ゼルはそこにいた(爆)
「ナッ、ナンデワカッタ(汗)」
「わからいでか(-_-;)」
スルスルと壁をつたって下りてきたゼルに向かってスコールは言った。
「ちゃんとかたずけるという約束だったのだ、一体何をしていたのだ?(-_"- )」
「ワカッタワカッタ、今度コソカタズケルカラ、オマエ達ハトンベリィノ見舞イニデモ行ケ。アト一時間グライカカルカラシバラク帰ッテクルナ。」
ゼルはウムを言わさず二人を部屋から押し出すと、ピシャリと入口を閉めてしまった。
「んむむ・・・一体なんなのだあいつは(-_-;)」
「ん~気にしない気にしない、行こうスコールぅ~♪」
「ん、うん・・・(-_-;)」
スコールは案の定、キスティスの事などすっかり忘れ(爆)
セルフィに手を引かれ、今度は保健室へと向かうのだった。