114.朝の保健室
さて保健室までやってきたスコ&セルの二人。
ガラッ
「たのもー\(-_- )」(ス)
「たのも~ぅ♪」(セ)
奥の方からめんどくさそうにのしのしと出てくるカドワキ先生。
「なんだいあんたらそのあいさつは?さては昨日時代劇かなんかでも見たね?」(カ)
「カドワキ先生、そんなことはどうでもいいのだ。実は我々は料理長のオミマイにやってきたのだ( -_-)/」(ス)
「やってきたのだ~♪」(セ)
「・・・どうでもいいけどあんたらやっぱり言葉づかいがおかしいよ、スコールはともかくセルフィまで」(カ)
「ともかくとはなんなのだ、失礼なのだ\(-_-;)」(ス)
「はいはい・・・」(カ)
朝っぱらから変な二人組の相手なんかしてられないと、 カドワキ先生はまた奥の方に戻っていってしまった。
「・・・で、今日はなんなんだい?またサイファーと喧嘩でもしたのかい?」(カ)
カドワキ先生はコーヒーをすすりながら無関心そうにたずねた。
「違うのだ、さっきから言ってるけど料理長のオミマイにやってきたのだ。」(ス)
「料理長?・・・あぁ、あの子なら今朝早く退院していったよ」(カ)
「たいいん~?」(セ)
「あぁ」(カ)
「で、料理長はどこへ行ったのだ?(-_- )?」(ス)
「さぁね」(カ)
「さぁねとはなんなのだ、無責任なのだ(-_-;)」(ス)
「知らないよそんなことは」(カ)
窓の方を向いて新聞を読んでいるカドワキ先生はそっけない。
「もういいのだ、自分で探すのだ!行こうセルフィ」(ス)
「う、うん・・・」(セ)
スコールはセルフィの腕を掴んで保健室から出て行こうとした。
・・・とその時、カドワキ先生が何かを思い出した風に言った。
「あ・・・そうだ・・・」(カ)
「ん?なにか思い出したのだかっ!?( -_-)」(ス)
「そういえばあの子・・・朝刊の求人広告をしきりに気にしてたみたいだったけどね」
「きゅうじんこうこくぅ~?」(セ)
「なっ、なんの求人広告を読んでたのだ料理長はっ!?」(ス)
「さぁね、そこまでは知らないよ」(カ)
「そんなこと言わずによく思い出してみるのだっ!☆\(-_-;)」(ス)
スコールはカドワキ先生につめよると、バシバシ肩を叩いて問いただした、が・・・
「知らないといったら知らないよ、いい加減にしないと怒るよ(怒)」(カ)
「う・・うぅむ・・・(-_-;)」(ス)
カドワキ先生は立ち上がると二人の方を向いて言った。
「さぁ用事が済んだらとっとと帰った帰った、私はこう見えても忙しいんだからね!」(カ)
とても忙しそうには見えないが、カドワキ先生の威圧的な体型に(違)二人はしぶしぶ保健室を立ち去ることにた。
ガラガラ・・・ピシャ☆
「んー、一体どこへ行ってしまったのだ料理長・・・( -_-)ゝ」
と、その時スコールのおなかが鳴る音がした。
グー
「うむむ、そう言えば朝ご飯を食べそびれてそのままだったのだ・・・(-_-;)」
「じゃあ食堂にでもいくぅ~?」
「うん、そうするのだ」
「よぉ~し、食堂に向かってれっつご~♪」
「うぉーれっつごー( -_-)/」
なんだか妙に盛り上がってきた二人は食堂に向かって歩き出したのだった。