116.メニュー

スコールとセルフィが食堂に行ってみると、なぜか厨房にトンベリィがいた。 そのトンベリィと言い争うサイファー。 サイファーはどうやら注文通りのメニューが出てこなかった事に腹を立てているらしい。

「やい魚野郎!なんだこのメニューは!?」(サ)

「あん?なんか文句でもあんのか(●● )」

「おおありだ、俺はいつも朝食はステーキハンバーガーセットと決めてるんだ、なんでこんなもんだしやがんだ!」(サ)

「フン、肉ばっか食ってるからそうやって頭に血が上りやすくなるんだ。これからは魚を食え、しかもバラムフィッシュだ、地元の漁業に貢献しろ!」

「なんだとー!?いつ俺が頭に血が上ってるんだ!?おれはいつだって冷静沈着な風紀委員長だ!校内の和を乱す奴はゆるさんぞ!」(サ)

「フン、そういうオマエこそが和を乱す原因だということになぜ気がつかない?(●ヘ●)」

「な、なんだとぉ!?今なんて言ったもういっぺん言ってみろ!」(サ)

「フン、生徒達はお前が恐くて言えないだろうから俺が代わりに言ってやるさ、風紀委員のお前こそが和を乱す原因だ(●"● )」

「・・・てめぇ(怒)」(サ)

今にもトンベリィに殴り掛かりそうになるサイファーの限界点が近いと悟った風神が慌てて彼の怒りを静めようとする。

「サ、サイファー、落着、落着!」(風)

しかしトンベリィは更にサイファーを煽る言葉を今度は風神雷神に向かって投げつける。
「風神雷神もどういうつもりで従ってるかしらないがホントはそう思ってるんじゃないのか?えぇ?( ●△●)」

「・・・迂・・・」(風)

「・・・ま、まさかてめえら・・・(怒)」(サ)

・・・その時、さっきまでメニューの前で何を食べようか迷っていたが、ようやく決まったらしい人物がサイファーの方に駆け寄ってきた。

「サイファー、やぱりおいらはハンバーグにするもんよ~」(雷)

その場の雰囲気を理解してない雷神を止めようと、風神は慌てて蹴りを入れる。

「黙雷神!蹴蹴!」(風)

「風神、なにするんだもんよ~いたいもんよ~(涙)」(雷)

「雷神・・・てめえもか・・・てめえも俺様をバカにしてるのかーっ・・・!?」(サ)

「サイファー何言ってるもんよ~?俺はただハンバーグを・・・」(雷)

「黙雷神!!・・・サイファー、誤解誤解(汗)」(風)

サイファーの顔は見る見る紅潮して行き、いよいよ危なさを増して行く。 列の前の方に並んでいた生徒達は蜘蛛の子を散らすように逃げて行ってしまった・・・。

「ねぇスコールぅ~なんとかしなきゃ~!」(セ)

「う、うーむ、何とかって言ってもなぁ・・・今はあんまりサイハーとは顔を合わせたくないんだけどな・・・(-_-;)」(ス)

「そんなこと言ってる場合じゃないよ~」(セ)

「う、うん・・・それはそうなんだけど・・・(-_-;ゞ」(ス)

スコールが渋っている間にも、いよいよサイファーはキケンな状態に達しようとしていた。
・・・とその時!!

「ばーん☆」

「!?」(ス、セ)

耳元で轟いた銃声に、慌ててスコールとセルフィは振り返ってみて驚いた! なんと、彼らの後ろに並んでいた長身長髪でヘラヘラしたナンパな人が、 まさにたった今弾丸を放ったばかりと思しき、硝煙たなびく長身のライフルを構えて不敵な笑みを浮かべていたからだ。

「ナ~イスヒット!」

その彼は悪びれた様子もなく、満足げな表情で紫の煙に酔いしれている風だった。

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