19.炎の洞窟~Bomb!~

「ふぅぅ~ここまで来れば安心ね・・・」

二人はだいぶ洞窟の奥の方まで来たようだ、
さきほどに比べて一段と暑さが増している・・・

「あっつぃなぁ・・・
先生、そこらへんにジュースの自販機とかないかなあ?
おごるから買ってきてよ、俺ポカリでいいや」

「そんなモノあるわけないでしょ!」

スコールが差し出した100円玉をはじき返すキスティス
100円玉はスコールの手からこぼれおち、あっちの方へ転がっていく・・・

「あぁ~俺の100円がぁっ!」

あわてて追いかけていくスコール

「ふぅぅ~追いついた~、しかし暑いなぁ・・・ん?(-_-;ゞ」

目の前には”ボム”と呼ばれる炎の塊がゆらゆらと浮いていた、
彼は燃えるような瞳でこちらをじーっと見つめている・・・

「ホヒャーッ!先生~ボムだボムだ~っ!!(笑)」

勉強嫌いのスコールもこのモンスターの名前は知ってるようだった

「スコール!そいつに武器攻撃はしちゃだめよ!
魔法を使うの!冷気魔法を使いなさいっ!!」

「へーこれが本物のボムかぁ~すっげー!」

キャリアの長いモンスターの登場に嬉々としているスコール

「ほら早くっ!冷気魔法を使うのよっっ!!!」

「先生~そんなに興奮すんなよ~
それじゃあキスティスじゃなくてまるでヒスティスだよ~(笑)」

ボムが意外と手強いことを全くご存知ない
余裕シャクシャクのスコールだった。

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