21.炎の洞窟~堪忍袋~
「もういいわっ!来なさいっ!!」
キスティスはスコールの首根っこを引っ掴み、
入り口へと向かって引きずっていく。
「うわー課題がぁ~まだ途中なのにぃ~SeeDになれないよ~(;o;)」
「うるさいっ!いいから来なさい!!」
「うぅぅぅ・・・わかりました・・・・・・ヒックヒック・・・(;;)」
普段余り耳にしないキスティスの厳しい声に、
さすがのスコールもようやく静かになった・・・
ここは炎の洞窟入り口・・・
開始から10分、予定時刻ぴったりに戻ってきたスコールを見てガーデン教師達は驚いた。
『おお!早かったでござるな!、さすがはスコールうじでござる!』
『シカモジカンピタリダ・・・コーホー・・・』
パチパチパチ、
拍手で迎えるガーデン教師達、
ドーンドーン、
山頂からは花火が上がっている(どこに山が?(汗))
「あの・・・せっかくお祝いしてくださってるところまことに恐縮なんですが・・・」
『ん?なんでござるかな?』
伊賀のガーデン教師は今まさに樽酒を割らんとしていた
「まだ・・・取ってきてないんです・・・」
『なんでござると!?』
『トッテキテナイッ!?』
ガーデン教師達はハトが鉄砲豆(誤)を喰らったようなご尊顔
「えぇ・・・ですから・・・また後で来ますので・・・」
『・・・ニントモカントモ・・・(-_-;)』
「すいません!一時間後にまた来ます!失礼します!!」
キスティスはスコールを引きずったまま風のように走り去った
「痛い~痛いよぉ~先生~・・・(ToT)」
時刻は午前10時15分、
急がなければ午後からの試験に間に合わない・・・
急げ、急ぐんだスコール!
今や世界の平和は君の双肩にかかっているのだから!!
(大ウソ)