22.大目玉
二人は炎の洞窟を見下ろす丘の上に戻ってきた
「もぅ!ドローも知らないなんてお話になんないわよ!!」
正座させられ、キスティス先生に大目玉を食らわされているスコール、
一見おとなしく聞いているように見えるが、
よく見ると彼は鼻からちょうちんを出すマジックの真っ最中。
「スコール、聞いてるの?」
「ふわぁ・・・あ?ああ、もちろん聞いてるさ」(嘘つき)
「ところであなたG.F.は持ってるんでしょうね?」
「GF・・・?・・・あ、あぁそりゃもちろん・・・」
スコールはズボンの後ろポケットから クシャクシャに丸めたケツクワトルをとり出した、
ケツクワはなんだか怒ってる様子だ。
「ほら」
『クワーッ(-◇-#)』
「あぁあ~そんなにしわくちゃにしちゃって・・・
後でちゃんとアイロンかけとかなきゃだめよ!」
「あぁ、わかってるさ(ウソ)」
「で、もうひとつは?」
「は?」
「は?じゃなくて・・・もうひとつの・・・シヴァはどうしたの?」
「え?なんで先生がそんなこと知ってるの??」
「あたしが置いといたからよ」
「ナニィ~ッ!?これ先生があそこに置いといたのか!?」
「そうよ」
「なんだよ~それを早く言ってくれよ~、俺これ隠すのに必死だったんだからさ~(><)」
(注:第5話を参照のこと)
「フフフッ、あたしはスコールが必死に隠そうとしてるのを見てるのが楽しかったわ(笑)」
「・・・くっそぅ・・・悪女め・・・(-_-#)」
「ウッフッフ・・・(ニヤ)」
「・・・フフッ」
「アハハッ(^^)」
ハッハッハ~(笑)
二人は顔を見合わせて笑いあった
爽やかな秋の風が二人を包む・・・