26.課題終了!

イフリートを見事打ち倒し、3本締めでこの場をキメようと思っていたスコールは
キスティスが発した突然の予期せぬ言葉に戸惑いを隠せなかった。

「え?え?え?なんでなんで?ちゃんと倒したのにィ~(@o@)?」

「はぁ・・・バカ・・・この課題はねぇ・・・G.F.取得が目的なのよ・・・」

「?」

「あんなに真っ二つに切り裂いちゃってどうするつもりよ!?」

スコールはイフリートが倒れたところまで見に行ってみた、
すると・・・
体長50センチほどのG.F.(ゴム・フーセン)が縦半分になって落ちていた

「ハハハッ、真っ二つだ(笑)」

スコールはそれを両手で高々と差し上げてキスティスの方を向いて笑っている

「・・・どうするのよ、それ・・・
午後からの試験までにちゃんと直しとくのよ!」

「はぁーい・・・」

何はともあれスコールは無事に時間内に課題をクリヤした、

炎の洞窟担当のガーデン教師に礼を言い、
凱歌を上げながら洞窟を後にした。


・・・そしてバラムガーデンに戻った二人・・・

「はいお疲れさん、じゃあ後は・・・
制服に着替えて午後1時に1階ロビーに集合ね、わかった?」

「うん、わかった」

「あーっと、それから・・・
イフリートの修繕と、セルフィにシヴァを返してもらうこと!忘れちゃだめよ」

「わかってるよ」

「時間あんまり無いからのんびりしてちゃ駄目よ!」

「わかってるってばー(-_-#)」

「じゃ、また後でねスコール、
午後からの試験、頑張るのよ!(*^^*)ゝ」

そう言い残すとキスティスは教官室の方へと走り去った

「よーし!とりあえず寮に戻って寝るか!」

相変わらずのんきなスコールは、眼前にそびえるバラムガーデン本館に向かってゆっくりと歩き出した・・・
その後ろ姿は大仕事をやり終えた充実感と、確かな自信とで満ち溢れていた。

(第1章「始まりの鼓動」★完)


いよいよ次回からはSeeD実地試験に入ります!
サイファー・アルマジロ、セルフィ・照美が再登場!
そして待望の”ゼル・デンガナ”がTボードに乗って・・・
・・・ヤマザキ先生に怒られる?のかな?(笑)

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