31.焦燥委員長

ここは学生食堂・・・
食後に剣道で軽い汗を流した熱血風紀委員3人組は、
喉の渇きを癒すためジュースを買いにきていた。

「サイファー、何飲?」

先ほどから妙にイライラして無口になっているサイファーを気づかって、 風神が声をかけた。

「・・・・・・。」

相変わらずサイファーは落ち着かない様子で周囲を威嚇している、
いや、それとも誰かを探しているのだろうか・・・?

「サイファー・・・」

風神はサイファーが珍しくナーバスになっているそんな様子に、 どうしていいやら困り果てていた・・・
が、頭が筋肉で出来ている雷神はのんきなものだった

「何か飲んでも良いのか?だったら俺は水がいいもんよ~♪」

「・・・無視」

と、突然サイファーが鬼のような形相で雷神に猛烈なケリを食らわせだした!
「なんじゃテメーはコラァ!
いっつもいっつも馬鹿でのんきで図体ばかりデカくてよぉ!!
てめえにはどうせ悩みそなんてこれっぽっちもねえんだろう!?
水が飲みてえんだったら便所にでも行きやがれ!」

なおも執拗に雷神に対し当たりまくるサイファー

「いっ痛い痛い!痛いんだもんよ~(><)」

「サイファー!止!止!・・・雷神!早逃!!」

「サッ、サイファーひどいもんよーなにするんだもんよー!(泣)」

「うるせえっ!てめえなんか消えてなくなっちまえ!!」

「ひぃぃぃー(号泣)」

「我、如何為可・・・困・・・困・・・(><;)」

と、そこへ遅い昼食を取ろうと、まだ落ち込んで暗い顔をしたスコールが現れた

「スコール!我願助雷神!」

「・・・?・・・どうしたんだ風神・・・(;_;)?」

風神は、バラムガーデンで1,2を争う強さを誇るスコールに、サイファーを止めてくれるように懇願した。
・・・が・・・漢字に弱いスコールは風神が何を喋ってるのかさっぱりわからない(汗)

「・・・あのさぁ・・・日本語で喋ってくれないかなぁ・・・何言ってんのかよくわかんないや・・・」

「・・・・・・嗚呼・・・困・・・(汗)」

「スコール!助けてくれだもんよ~!!!」

「ナニィ?スコールだと・・・」

サイファーは雷神を痛めつけているその手を止め、 ゆっくりとスコールの方を振り返った・・・
その顔は憎悪と愛情と羨望とが同居した不敵な表情に満ち溢れていた。

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