4.夢?現実?
「スコール・・・また会えたね・・・」
「ああ・・・エル姉ちゃん・・・俺は死んだのか・・・・?」
「うふふふ・・・死んでなんかいないわ・・・ほら・・・」
スコールのほほにそっと手を当てるエルオーネ
「あったかい・・・ほらね、死んでなんかないわよ・・・」
「うぅぅ・・・エル姉ちゃん・・・すりすり・・・」
「あらやだよこの子ったら・・・まだ私も捨てたもんじゃないねえ」
「・・・んん?・・・ハッッ!カドワキ!!!(激汗)キサマ俺様に何しやがった!?」
夢の中でエルオーネの手にチューをしようとしていたスコールは、 保健室のババアの出現によって急速に現実に引き戻された
「あらいやだ、何かしてきたのはあんたの方じゃないのホッホ」
「くそうこの色魔ババアめ・・・!不愉快だ!俺は帰る!はうっ!!」
崩れ落ちるスコール
ひたいで水芸
ピュー
「・・・(汗)」
見かねたカドワキ先生はスコールに尋ねた
「あんた指導教官は誰だい?迎えに来てもらうよ」
「あうっすまない・・・え~と、キスティス・・・キスティス・トリナンバン先生です・・・」
「あぁキスティスかい・・・」
プルルル、プルルル・・・
「あーキスティスかい?あんたんとこの生徒引き取りに来てよ」
「・・・はいはい。」
数分後、キスティス先生が保健室にやってきた
「ハァー・・・やっぱりこうなったわ!・・・だから私は辞めときなさいっていったのよ」
「(言ってねえよ(汗))」
「ほら!もう行くわよ!!」
ピュー(水芸)
リンゴーン、リンゴーン・・・
授業の始まりが近いことを告げる鐘が学園中に高らかに鳴り響く・・・
スコールとキスティスは楽しそうに談笑しながら教室へと向かう・・・
・・・そんな二人をある会の会員たちは目ざとく見つけてそっと後をつけていた・・・
『おい・・・あいつトリナンバンさまと・・・あんなに楽しそうに・・・!』
『くぅぅぅーっ許さん・・・今度会ったら刺してやる!!』(禁)