57.謎の生物
バゴーン!☆
「そこまでだ!」
が、ドアを突き破って突入したサイファーは中にいた人物(?)達を見て驚愕した。
なんと中にいたのは手足の付いたサボテンと、 魚のくせにフード付きのコートを着込み、手にはランプを持ち、 こともあろうに包丁1本サラシにまいた奇妙な生き物だった。
そしてその生物達はサイファーが入ってきたのに全く無関心な様子で、 冷蔵庫漁りにもう夢中の真っ最中であった。
「クッ・・・毛が3本か・・・(汗)」
戦闘態勢を維持したまま珍しく意味不明なことを呟くサイファー、
それを聞いて結局ガン☆プレートが見つからなかったスコールも中に入ってきた。
「ん~なんだオバQでもいたのか~?」
そして驚いた
「ホンゲー(@ε@)/」
その声に、冷蔵庫を漁っていた謎の生物たちもスコール達がいる事にやっと気づいたようだ。
「ん?なんだおまえ達は・・・( ●●)」
魚の化け物が物怖じせずに声をかけてくる。
ガン★ブレードを構えているサイファーの方が逆に気おされている感じだ。
「くっ・・・なんだこいつの余裕はっ・・・!?」
「ふん・・・若造が・・・この俺様達に何か用か・・・あぁん?( ●▲●)」
魚のバケモノは鋭利に砥がれた中華包丁をチラチラさせながら、 ゆっくりとサイファーの方に向かって歩み寄ってくる・・・
体長はわずか50センチ程度ながら、その圧倒的な威圧感にさすがのサイファーも手だしが出来ない!!
するとその時っ・・・!
スコールの胸のポケットからケツクワトルが顔を出した!!
「ピ・カ・チュゥ~♪」
「んん?お前はケツクワトルじゃないか!どうしてここに・・・(●_●)?」
「ピカピカ~(^^)」
「そうか、そういうわけか・・・スコールとやら、ケツクワトルが世話になったな(●ヘ●)」
「え?あ~いやぁそれほどでも、ハッハ(笑)」
魚のバケモノはちょっとイヤミを込めて言ったつもりだったがスコールには通じてない様だった。
「・・・(●▲●;)・・・なるほど、なかなかの・・・フッ(●_●)」
隅の方に隠れていたサボテンのオバケも出てきてケツクワに声をかける。
「ひゃっほー、ひっさしぶりだね~元気だったかい?ケツクワ~♪(○o○)」
「ハ~イ、チャーン!」
「おい、それはキャラが違うぞ(●ヘ●)」
くだらないボケには厳しい魚のオバケ
「んーところでおまえ達は何なんだ~?(@o@)?」
スコールは素朴な疑問を投げかけた。
「オイラはサボテンダー、母を訪ねて3000里だっ、よろしくっっ!v(○0○)v」
「俺はトンベリィ、世界を股にかける料理人だ。
将来の夢はアイアンシェフ、よろしくな。(●_●)」
「おっおぅっ、よろしくっ(汗)」
なんだかよく分からないまま彼らと固い握手をするスコールだった。