64.分類
ひょんなことからメンバーが増えてしまったスコール達一行。
もう既に彼らも読者も、そして書いてる本人も(爆)何がなんだかわからない状態になっていたので、 ここらで一度メンバーの整理をしてみることにした。
「サイハー班長」
「ゲフッ、なっ、なんだスコールこんな時だけ班長呼ばわりしやがって」
「ちょっと人員の確認をしてみないか?」
「どうしたんだ急に・・・そんなことお前がやればいいだろう?」
「いやその・・・俺はちょっと・・・トイレに・・・」
スコールはそう言うとそそくさと去りかけた、
が、その後ろ姿にサイファーが声をかける。
「・・・なんてこと言って、本当はめんどくさいからやりたくないんだろう?」
「うっ」
スコールはうしろあたまに一筋の汗を流しながらこう言った。
「ゲッ、ゲームの主人公はトイレに行かないと言う既成概念を打ち崩す為だっっ!(汗)」
言い終わるや否やスコールは店の奥の方のトイレへと走り去っていった。
「ちっ・・・」
取り残されたサイファーはしぶしぶ点呼を取ることにした。
「・・・っとその前に・・・おいお前ら!人間とゴム・フウセンとに別れろ!
人間はこっち、ゴム・フウセンはそっちだ!!」
※G.F.=ゴム・フウセン(第23話参照)
わらわらと二つに分かれる人々(?)
サイファーの前にはセルフィと、そしてゼルが集合した。
「・・・お前は人間なのか・・・?」
サイファーはゼルの目をギロリと睨みつける。
「ハッ、ハはハッ、アッあっタリまえダのクラッカージャないカッッ・・・(汗)」
「ほぉ~・・・」
サイファーとゼルの間に緊張の糸がピンと張り詰めて、今にもサイファーが禁句を発しようとしたその時、 トイレからジャー音が流れてきて、続いて扉が開きスコールが出てきた。
「いやーすっきりしたよ~(* ̄▽ ̄*)」
晴れ晴れとした顔で戻ってくるスコール
サイファーは「フン」と鼻を鳴らすと、スコールの方を向き直って言った。
「スコール、大体分けるとこんな感じだ、人間がお前を含めて4人、 そしてG.F.が・・・3人だな・・・」
「あっれー?意外とGFが少ないなぁ・・・(-_- )??」
そう言いながらスコールは胸ポケットからハンカチを取り出して手を拭いた。
「あ!スコールぅ、それ・・・」
「ん?」
セルフィに言われてスコールは初めて気が付いた。
「あーっ!これGFじゃーん!!(@ε@)/」
スコールがハンカチだと思っていたのは実は炎の魔人イフリートだった。
「ウゥッ、つっ冷たいっ!ワシは冷たいのは苦手なんじゃぁぁぁーっ!!」
キャスト表にも載っていない脇役GFのイフリートは、ここぞとばかりに叫ぶのであった。