66.それぞれのGF
物議をかもしたGF配分だったが、結局以下の通りになった。
スコール・・・ケツクワトル
サイファー・・・シヴァ、トンベリィ
ゼル・・・イフリート、サボテンダー
各々新しいご主人とGFとが挨拶したりしているが、ゼルチームがなにやらもめているようだ。
「ゼル、どうしたんだ?(・_・ )?」
「ウゥッ、スコォール・・・オレコイツはイヤなんダが・・・」
「ヘーィ、なんだいオイラと一緒じゃヤだってのかいベイベー(○0○)」
「(汗)」(ス)
「(汗)」(ゼ)
先ほどまで黒と緑の縞模様だったと思っていたサボテンダーは、なんと実は赤と青の縞模様だった。
しかもおなかのところに★マークも入っている。
「オイラはアメリカはテキサスからやってきたサボテンダーだ、ヨロシクっ!」
「アメリカってどこだ(-_-;)」
「サぁ・・・(□_□;)」
(沈黙)
「・・・まぁとにかく仲良くしろよ、ボールは友達だぞ。」(キャプテン翼より)
言うが早いかスコールはさっさとどこかへ行ってしまった。
「オォーィスコールゥ~・・・」
* * *
一方サイファーチームでは・・・
「おいお前」(ト)
「はっ?俺?」(サ)
「お前しかいないだろう」(ト)
「なんだ、組み替えは認めねぇぞ」(サ)
「違う。おまえのそれ見せてみろ」(ト)
「それってどれだよ?」
「それだ、その背中にしょってるやつだ」
トンベリィはサイファーのガン★ブレードを指して言った。
「どうすんだよこんなもん・・・だいたいお前にこれが持てるのか?」
「フン、貸してみろ!」
平面魚のトンベリィは意外にもいとも簡単にガン★ブレードを振り上げた。
沈み行く夕日に反射した燃えるように紅い光が目にしみる・・・。
「いい包丁だ・・・(●_●)」
「ナニィ?・・・それは包丁じゃねえぞ・・・(-_-#)」
「お前、俺にこれをゆずらないか?」
「バカ言ってんじゃねーよ」
「じゃあこいつと交換だ」
トンベリィはサラシに巻いていた中華包丁を取り出す。
「いやだね」
あくまでサイファーは交換には応じない様子(当たり前)
「フッ・・・だったら力ずくで取り返してみるんだな・・・」
「望むところだ(ニヤ)」
言うが早いかサイファーの鋭いケリがトンベリィの足元をすくう。
「うっ」
ズシャァーッ・・・
トンベリィは数m宙を舞ったのちに砂浜に叩きつけられた。
「ケッ、口ほどにもねぇ」
サイファーはガン★ブレードを拾い上げるとさっさと行ってしまった。
トンベリィはしばらく動かなかったが突然むくっと起き上がり、
目を黄色く光らせながら不気味に笑っていた。
「クックック・・・(●▲●)」