68.足手まとい?
スコール達一行は海岸沿いから街の中心部へと向かう小路を、担当現場である「中央広場」めがけて走っていた。
先頭を行くのは班長のサイファー・アルマジロ、そして彼にスコールとゼルが続く・・・
と思っていたのだが、二人が後ろからついてくる気配がしないことを気にしたサイファーは、ちらっと振り返ってみた、すると案の定二人はいなかった(汗)
「チッ、何やってやがるんだあいつら・・・(-_-#)」
サイファーはゆっくりと周りを見回しながら来た道を戻っていく・・・
さっきは夢中で走っていた為気がつかなかったが、この辺りはどうやら商店街のようで、いろんな店がひしめきあって建っている。
「スコールのやつどうせ・・・」
そう呟いた途端、彼の目にショーウィンドウに張り付いているスコールの姿が飛び込んできた。
「おいスコール!何やってんだ!!」
班長のサイファーは厳しい口調でスコールを怒鳴りつける。
「あぁサイハー、ここおもちゃ屋さんなんだ、ちょっと寄って行っていいかなぁ?」
「バカヤロー!どの店も避難勧告がでて誰もいねーよ!!(怒)」
「えーそうなのかーっ!?(-_-;)」
「ほら、さっさと行くぞ!!」
「うぅむ・・・」
スコールはしぶしぶ班長の後について中央広場の方に走っていくのだった。
* * *
その頃ゼルは・・・
「ウゥッ・・・マたカラダがッッ・・・」
案の定バラバラになっていた(爆)
どうやら走っているうちにネジ(!?)が緩んでしまったようだ。
しかし今度は運がいいことに、先ほどのA班がいた所からほんの10m程しか離れていなかったので、 ゼルはセルフィを呼んでみることにした。
「セッ、セルフィー!!」
が・・・肝心のセルフィを含むA班は通信機器のトラブルが発生していた為に復旧作業に大忙し、 とてもじゃないがゼルごときに気がついている余裕はなかった。