81.vs ビッグス
ガガーンンンン・・・
ひときわ大きな振動と衝撃音をたてて、スコール達のエレベーターが屋上に到着した。 二人はお互いに赤い顔をして手をつないでいる。
どうやら屋上に到着した事にも気づかない様子で、うつむいてもじもじしているようだ。
そんな二人にゼルが声をかける。
「ナッ、ナニシテンダオマエラ・・・(汗)」
「あっ、ゼルっ・・・い、いやこれはセルフィが手をつなごうと・・・(-_-;ゞ」
「ソウナノカ?(汗)」
「ん~そういわれればそうかもしれないっかな~?(*・・*)」
「フゥン(-_-;)」
「ケッ、だからお前ここが戦場だってことわかってんのかーっ!?」
物陰に隠れていたサイファーも呆れた様子で立ち上がってスコールに説教を始める。
「あ、サイハー」
「大体お前はなぁ・・・」
サイファーの説教は続く。
・・・が、一番驚いたのは彼らではなく赤いアーマーのガ軍少佐ビッグスその人だろう。
「ちょっちょっとまて!何なんださっきからお前らは!一体どうやって入ってきたんだ!? 衛生兵ーっ!・・・じゃなかった、ウェッジーっ!こんなガキどもやってしまえ!!」
「む?気づかれたか!?」(サ)
「ソリャキヅクダロ、フツウ・・・(-_-;)」(ゼ)
ゼルはちゃっかり自分の事を棚に上げてサイファーのせいにしようとしていた。
「・・・あれ?ウェッジ??・・・(汗)・・・さて・・・私は整備も終わったし・・・か、帰るかな・・・」
ビッグスはコソコソと帰ろうとした・・・が、
「まてっ!」
シュパッッ☆
サイファーが振るったガン★ブレードの切っ先がビッグスの目の前をかすめる。
「うっ、なっ何するんだキサマーっ!!」(ビ)
「黙れ!!」(サ)
「このガキめ・・・手加減しないぞ!うりゃーっっ!!」(ビ)
「おっ、やる気になったかぁーっ!!(ニヤ)」(サ)
とそこへのんきにウェッジが帰ってきた。
「少佐どの~、アンテナの調整は完了されたですか~? やや!?こんなところに敵が!」
「こらーウェッジ!どこいってたんだー!!お前は今月の給料ナシだっ!」(ビ)
「ヒェェーッこんなとここなければよかったー(ToT)」(ウ)
「うるせー漫才コンビ!」(サ)
「マッ、マンザイコンビッテ・・・(汗)」(ゼ)
こうして彼らは戦闘モードへと突入していくのであった。